プリッツェのために | 海外CM劇場 

プリッツェのために

高校時代、隣町の高校まで電車通勤していたのですが、一番やっかいだったのが朝です。 時間ギリギリに家を出るボクはしばしば電車をホームで見かけ、ダッシュしていました。

そしてなんとか乗り込むものの、目前の冷静な乗客と息をきらす自分のギャップにとまどう。それならまだいいのですが、たいていは電車を目前に乗り遅れ、走ることに注いだ全精力を、今度は乗り遅れたという屈辱な事実によるなんともいえない気まずさの隠蔽工作に使わなければならいことがほとんどでした。

となるとこのCMのようなことができるなら、もっと快適な高校時代をおくれたはずです。

CM72 "Nike "Pretzel"

「電車内でプリッツェを食べる男を見かけ、自分も欲しくなり駅を降りて屋台に向かいプリッツェを買い、さらに同じ電車に次ホームで乗りこみ、ちょっとだけ息を切らしながらもプリッツェの男の口の汚れを気遣い、紙をさしだす余裕を見せる。」

そんな俊敏さと行動力、そして強い意志と思いやりを兼ね備えていたならば、高校時代、担任に膨大な遅刻のために反省文を原稿用紙3枚にまとめて書かされることなんてことはないに違いない...

●○ブロラン●○忘れないでねん。